- 定期検査(メインテナンス)の期間はどのくらいが良いのでしょうか?
- 個人差がありますが、治療完了後は3、4ヶ月後に一度来院していただき、咬み合わせや歯周病が安定しているようであれば6ヶ月後ぐらいを目安にしています。
- はぐきから少し出てきた、あるいはまだ出ていない「親知らず」は、どうしたら良いですか?
- 親知らずより前方の臼歯が問題なく、先々歯並びに悪い影響を与えそうな場合は早めの抜歯をお勧めしています。
- 根の治療(根管治療)は、なぜ回数がかかるのですか?
- 痛みをださないように、根の先の汚れを取り除き、さきざき問題ないように先端に近い部分を薬で密封するためには、ある程度の回数と期間が必要です。今は水酸化カルシウム製剤を上手く使うことで、以前に比べると治療期間はかなり短縮されています。
- インプラント治療に年齢制限はありますか?
- 年齢の上限は特にないと考えておりますが、問診等を通じて全身疾患および全身状態には十分気を付けて対応します。逆に成長期が終わっていない若年者にはしばらく待っていただいています。
- インプラントには自分の歯のような感覚はあるのですか?
- 残念ながらインプラントには、歯に備わっている歯根膜(歯根の周りの軟組織)はありません。したがって自分の歯に比べ感覚が鈍く、咬み合わせの与え方には十分な配慮が必要です。また。咬み合わせも時間の経過とともに変る可能性がありますので、定期的なメインテナンスが必須です。
- インプラントをしてあっても頭頸部のMRIは大丈夫ですか?
- 通常の補綴物(セラミックス冠や金属冠)の場合は、ほかの歯の治療と同じようにまったく問題ありません。ただし、インプラントに義歯の維持装置としてキーパー(磁石と釘の関係でいうと釘にあたるもの)が入っている場合は、影響する可能性が考えられます。
- 抜歯すると同時のインプラントは行っていますか?
- 原則として行っていません。抜歯直後のインプラントは、その後の粘膜の治癒や骨の吸収の予測が難しいために、しばらくの期間待ってからインプラントを行うようにしています。審美性が不可欠な前歯においては、抜歯直後からインプラントが使えるまでの期間、審美的に困らないように極力配慮します。
- 下顎の「親知らず」の抜歯には神経麻痺のリスクがありますか?
- 症例によっては下歯槽神経に近接しており、神経麻痺のリスクがあります。必要により歯科用CT撮影を行い解剖学的な位置関係を把握して上で抜歯を行い、極力リスクを減らします。当院での対応が難しいと思われる症例は、より信頼できる専門医をご紹介します。
- 奥歯の治療も白いものでして欲しいのですが?
- 咬む面に限った治療で、高範囲でなければ保険治療のレジン充填で十分対応できます。しかし、歯と歯の間がからむ場合の多くは削って型どりをして、次の回にセットするいわゆるインレーの治療になります。耐久性と審美性の両方を求める方にはセラミックスの修復物(自費)をお勧めしています。